作業療法士を辞めるか悩んでいる人へ|元OTが伝えたいこと

OTを辞めるか悩んでいる人作業療法士の体験談

この記事を読んでいるということは、

作業療法士を辞めてもいいのか」と不安を感じているのではないでしょうか。

私も同じでした。

  • 辞めたいけど勇気が出ない
  • こんなことで辞めるなんて甘えかな
  • 周りに迷惑がかかる気がする
  • 患者さんを放りだすなんて最低かな
  • もう少し頑張るべきなのか悩む

みなさんと同じように悩み、自分を責めていた過去がありました。

こんな人に読んでほしい

➤ 辞めたいけど辞めていいのか不安な人

➤ 辞めたいけど辞めるのに勇気がいる人

➤ 辞めたいけど判断がつかない人

そんな人に読んでもらえたらうれしいです。

元作業療法士の私自身の体験を交えながら、

辞めるか続けるかの”判断のヒント“をお伝えします。

「辞めたい」と感じるのはあなただけじゃない

医療福祉分野の職種の離職率をみると、

作業療法士の離職率は

令和3年:13.5%

令和4年:15.3%

と報告されています

※参考:マイナビコメディカル

作業療法士でも「辞めたい」と感じている人は少なくありません。

「辞めたい」と感じているのは、決してあなただけではないと思います。

私も同じで、好きなお仕事にも関わらず

作業療法士を「辞めたい」と思うことが何度もありました。

詳しいお話が知りたいよって方はこちらから読めます。

私が「辞めたい」と思っていた本当の理由

当時の私は、1人で約50人の患者さんを担当していました。

日中はリハビリに追われ、記録は業務後。

学会発表もあり、

家に帰ってもOTのことばかり考えている

そんな毎日でした。

「辞めたい」のに「辞めてはいけない」と抑え込んでいた

私の中では、「まだ頑張れる」と本気で思っていました。

こんな生半可な気持ちでは作業療法士として今後もやっていけないと。

そもそも「辞める=悪い」ことになっており、

辞めたくてもそれは「逃げ・甘え」という思考回路でした。

また「誰が患者さんをみるのか?」

「担当患者さんが悲しむのでは?」と思ってしまい

罪悪感がありました。

本音を誰にも言えなかった

当時の上司はとても面倒見がよかったです。

しかし、本音を話せたのは休職する直前でした。

症状が業務中に出て仕事に支障が出たからです。

人手不足の中、迷惑がられる。

そんな思いがずっとあり、

「しんどい、つらい」

「業務量を少し減らしてほしい。」

といった相談はできませんでした。

みんな頑張っているのだから、ちゃんとしなきゃ。

そう思っていたからです。

また、家族にも話せませんでした。

親に関しては、大学まで通わせてくれて資格を取らせてくれたのに、

作業療法士を辞めるだなんて

資格がもったいない。

そう思っていました。

また、当時結婚して間もなかったこともあり、旦那にも本音を話せず、

家では、仕事は順調と平気なふりをしていました。

だんだん自分がわからなくなっていった

今思えば、第2新卒で入職して間もないころから、

涙が溢れていました。

仕事から帰宅しては、リビングで泣く日々。

環境の変化からすでに限界へのカウントダウンが始まっていたのかなと今なら思えます。

まだ、涙が出てくれるならいいのですが、

私の場合、本当に限界の時は涙すら出なくなり、

自分の感情がわからなくなっていました。

当時の記憶も曖昧であまり覚えていないのですが、

「たのしい」といった感情もありませんでした。

好きだったはずの「作業療法士」の仕事も嫌になってきて、

そんな状態で患者さんと向き合い、

リハビリをすることがいつしか怖くなりました。

もう少し詳しく知りたいなって方はこちらからお話読めます。

辞めるべきか続けるべきか|3つの判断ポイント

今、作業療法士を本当に辞めてもいいのか悩んでいる方へお伝えしたい、

作業療法士を辞めるべきか3つの判断ポイント

「つらい」の原因は「環境」か「仕事そのもの」か?

今抱えている「つらい、辞めたい」といった感情を分析できるといいですよね。

“環境”が原因の場合

  • 人間関係
  • 配属された先の病期(リハビリステージ)が合わない
  • 業務量などが合わない

などの可能性があります。

上司のパワハラがある、または直属の上司と合わないとか、

自分には合わない回復期や生活期でのリハビリとか、

実際に勤めて内部の方と関わるか、

配属されて仕事をこなさないとわからないこともありますよね。

就職する前に病院見学に行くと思いますが、

そのたった1日の限られた時間だけで人間関係までみるのは至難の業です。

“作業療法士の仕事”が原因の場合

これもやってみないとわかりません。

作業療法士って意外と地味な仕事が多いですよね。

また日々勉学に励み精進していくことも必要です。

そもそも医療現場が合わないかもと思うこともありますよね。

また、作業療法士の将来が不安になり他を経験してみたいと思うなど、

その時は思い切って一度作業療法士を辞めて、

別の業界に飛び込むのもありだと思います。

心と体のSOSサインが出ていないか?

このような状態になってはいませんか?

  • 夜眠れない
  • 勝手に涙が出てくる
  • 食欲がない
  • 趣味を楽しめない
  • 職場の周りの人が全員“敵”に見える
  • 胸が苦しい
  • 頭がぼーっとする

など、これらは私が“適応障害”を患う前に出てきた症状です。

このような“SOS”サインが1か月も続くようなら、

心療内科・精神科を受診することをお勧めします。

あなたが自分自身を削ってまで、無理をする必要はありません。

私が適応障害を患った過去を知りたいよって方はこちらからお話読めます。

「辞めたら迷惑」という思い込みを疑う

「人手不足だから自分が辞めたら迷惑になる。」

「辞めるなら次の人を探してからと上司に言われた。」

など、そんなことはありません。

私も辞めたら迷惑になると思っていましたが、

自分ひとりが辞めたところで現場は上手く回ります。

会社の組織とはそういう仕組みです。

私が身をもって学んだことです。

会社は意外となんとかなります。

なんとかならないのはあなたの“体と心”です。

あなたの“心と体”が壊れてしまっても、

会社がすべて守ってくれるとは限りません。

一度人の心が壊れてしまうと、

復活するのに長い年月がかかります。

骨折した症例よりも回復には年月がかかります。

実際に私もそうでした。

私の場合、普通の日常生活を送るまでに約2年かかりました。

一番大切なのはあなたの“心と体”です。

自分を大切にできるのは結局“自分”しかいません。

どうか大切にしてあげてください。

資格は辞めても無くならない

私たち作業療法士は国家資格です。

学生の間にたくさん努力して取得した“作業療法士”という資格は、

だれにも取られない最高の武器です。

経験やスキル、ブランクが気になる方もいると思いますが、

また作業療法士に戻りたいと思ったときに勉強して、

また再スタートすればいいと私は思います。

仕事は作業療法士だけではありません。

私も「仕事=作業療法士しかない」と本気で思っていました。

でも、世の中には、想像していたよりもいろいろな働き方があります。

辞める前に、一度だけやってみてほしいこと

逃げ道も大切

辞める前に行ったほうがいいことを3つあげてみました。

紙に「辞めたい理由」を書き出してみる

頭の中だけでぐるぐる考えていては、

ずっと明確な理由がわからないままになります。

なにが原因で「辞めたい」と思っているのか、

原因がわかると、次の就職先を見つけるときのヒントにもつながります。

しっかり言語化して自分と向き合うことで

環境の問題」か「自分の限界」なのか色々見えてきます。

信頼できる人に話してみる

誰かに話しを聞いてもらうのもいいと思います。

ただ、職場の人は避けておきましょう。

信頼している人だとしても、

そこから話が他の人に広がり辞めにくくなる可能性があるからです。

友人や恋人、家族、SNSでもいいと思います。

私も誰にも相談できなかったからこそ、

心が壊れるまで仕事をしてしまいました。

私みたいに誰にも言えないという方がもしいらっしゃったら

私に相談してもらってもかまいません。

(はむちゃんなら私と直接的な関わりもないし、ちょっと信じてみてもいいか~)

と思っていただけたら幸いです。(笑)

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転職情報をちょっとだけ見てみる

これは私が心療内科に通院していた際にも、

主治医からアドバイスして頂いたことです。

他の選択肢を知るだけで

他への“逃げ道”があると思えます。

人は“逃げ道”があるだけで、少し心が軽くなるものです。

辞めた後どうなるのか【はむちゃんの場合】

作業療法士を辞めたあとでも、活かせる仕事は意外とあります。

例えば次のような仕事です。

  • 介護施設:リハビリ経験を活かして利用者さんの生活支援に関われる
  • 福祉用具会社:身体機能の知識を活かして福祉用具の提案ができる
  • 医療機器メーカー:医療現場の知識が営業やサポートで役立つ
  • 一般企業の事務職:働き方を変えて心身の負担を減らす人もいる
  • 在宅ワーク:ライティングやブログなど在宅で働く道もある

ちなみに、私の場合だと、

在宅ワークやブログ運営に挑戦しているところです。

自分のペースで生活することで、

少しずつ「心に余裕」ができました。

「心に余裕」ができたことで

「もう少し生きていたいな」

「私のペースで生きていい、生活していい」と思えました

一度は嫌になりかけた作業療法士の仕事も

心に余裕をもつことで客観的に考えることができ、

「また戻りたい」と思える日が来るかもしれない、

と思えるようになりました。

まとめ|辞めることは「逃げ」じゃない

作業療法士を辞めるか悩んでいるとき、

「辞める=逃げ・甘え」と思ってしまう人も多いと思います。

でも、本当に大切なのはあなたの“心と体”です。

  • つらい原因を言語化して整理する
  • 心と体のSOSに気づく、そして放置しない
  • 他の選択肢を知り“逃げ道”を作る

その他の選択肢は副業や、

私みたいに趣味程度の不用品販売でもいいと思います。

自分を大切にできるのは結局“自分”しかいません。

どうか大切にしてあげてください。

そして覚えておいてほしいのは、

作業療法士の資格は一生なくならないということ。

一度離れても、また戻ることもできます。

あなたが自分らしく働ける道が見つかることを願っています。

ここまでお読みいただきありがとうございました

またお会いしましょう!

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